不動産の買い時感、過去最低水準に

(公社)全国宅地建物取引業協会連合会(全宅連)と(公社)全国宅地建物取引業保証協会(全宅保証)は、住宅の居住志向および購買等に関するアンケート調査を実施した。調査は2022年9月23日~11月30日、国内の20歳以上男女を対象にインターネットで実施。回答数は2万3,091人。

それによると、不動産の買い時感は、「買い時だと思う」が6.4%と過去最低水準になった。「買い時だと思わない」は26.4%、「分からない」は67.2%だった。2021年度と比較すると「買い時だと思う」が4.1pt減少、「買い時だと思わない」はほぼ横ばいの0.8pt増加、「分からない」が3.3pt増加した。

買い時だと思う理由では、「今後、住宅ローンの金利が上昇しそうなので(今の金利が低いので)」が最多で36.8%。「住宅ローン減税など住宅取得の為の支援制度が充実しているから」30.5%と続いた。買い時だと思わない理由では、「自分の収入が不安定または減少しているから」が26.0%で最多だった。

持ち家派か賃貸派か?では、「持ち家派」が77.9%と全体の約8割を占めた。持ち家派の理由は「家賃を払い続けることが無駄に思えるから」が48.0%と過半数近い。賃貸派の理由としては「住宅ローンに縛られたくないから」が最多で39.7%と4割程だった。

中古住宅に関する抵抗感は、「まったく抵抗がない」と回答したのは13.7%、「きれいであれば抵抗はない」が最も多く35.8%、あわせて49.5%と半数近くが抵抗感が薄い結果となった。一方で、「どんな状態であろうと抵抗がある」は18.1%と、2021年度から増加しており、抵抗感については二極化しつつある。

ニュース情報元:全宅連

引用元: suumo.jp/journal