住宅ローン利用者、「固定期間選択型」が増加

(独)住宅金融支援機構はこのたび、「住宅ローン利用者の実態調査(2021年10月調査)」の結果を発表した。調査期間は2021年10月28日~11月4日。2021年4月~9月までに住宅ローン(フラット35含む)を借入れた20歳以上60歳未満の方を対象に行った。有効回答数は1,577件。

それによると、利用した金利タイプは「変動型」が最も多く67.4%(21年4月:68.1%)、「固定期間選択型」が21.7%(同20.7%)、「全期間固定型」が10.9%(同11.2%)となり、「変動型」と「全期間固定型」が僅かに減少し、「固定期間選択型」が増加した。

金利タイプを住宅の種類別にみると、「変動型」の利用割合は「新築マンション」が最も多く、「固定期間選択型」の利用割合は「注文住宅の建替え」が最も多い。「全期間固定型」は「新築建売」が最も多く、「注文住宅の建替え」が続いた。

今後1年間の住宅ローンの金利の見通しでは、「ほとんど変わらない」が63.1%で前回調査(65.0%)よりも僅かに減少。一方、「現状よりも上昇する」が23.1%で前回(20.4%)よりも増加した。

住宅ローンを選んだ理由(決め手)については、フラット35以外の利用者は「金利が低い」が最も多く70.8%。「団体信用生命保険の充実」(20.2%)、「住宅・販売事業者の勧め」(18.4%)が続いた。一方、フラット35利用者においては、「返済額を確定しておきたかった」が最も多く46.3%。「金利が低い」(36.6%)、「フラット35S(優良住宅取得支援制度)を利用」(28.5%)が続いた。

ニュース情報元:(独)住宅金融支援機構

引用元: suumo.jp/journal