(独)住宅金融支援機構はこのたび、今年5月26日~6月4日にかけて行った「2019年度 住宅ローン借換えの実態調査」における結果を発表した。調査対象は2019年4月~2020年3月までに住宅ローンを借換えた方。回答数は1,000件。
それによると、借換え後の金利タイプは「変動型」が借換え前の42.8%から49.2%に増加し、最多となった。「固定期間選択型」は借換え前が41.9%、借換え後は40.5%へと僅かに減少。「全期間固定型」は借換え前15.3%から、借換え後は10.3%に減少した。
借換えを行った理由は、借換え後の全ての金利タイプにおいて「金利が低くなるから」(変動型:61.6%、固定期間:53.1%、全期間:56.3%)が最も多く、次いで「返済額が少なくなるから」(変動型:41.3%、固定期間:34.8%、全期間:42.7%)となった。一方、固定期間選択型と全期間固定型では、「今後の金利上昇や毎月の返済額増加が不安になったから」(固定期間:23.2%、全期間:22.3%)とする回答割合が三番目に高かった。
借換えによる毎月返済額の減少分の使途については、全ての金利タイプにおいて「生活費に充てた」(変動型:48.2%、固定期間:49.2%、全期間:64.4%)、「教育資金に充てた」(変動型:26.7%、固定期間:21.5%、全期間:40.7%)、「貯蓄(住宅リフォーム資金以外)」(変動型:20.9%、固定期間:14.3%、全期間:13.6%)の順となった。
ニュース情報元:(独)住宅金融支援機構
引用元:
suumo.jp/journal