住宅ローン借換、「変動型」と「固定期間選択型」が増加

(独)住宅金融支援機構はこのたび、「2017年度 民間住宅ローン借換の実態調査」の結果を公表した。

現在民間住宅ローンの借入があり、2017年4月~2018年3月に借換をした方を対象に、借換による住宅ローンの金利タイプの変化などを調査したもの。調査時期は2018年4月10日~4月16日。回答数は945件。

それによると、借換前後の金利タイプの割合は、「変動型」は5.8%増加(借換前36.2%→借換後42.0%)し、「固定期間選択型」は2.4%増加(借換前43.9%→借換後46.3%)。「全期間固定型」は8.3%減少(借換前19.9%→借換後11.6%)した。

借換前後の金利タイプの変化パターンは、「固定期間選択型→固定期間選択型」が最も多く、全体の31.3%。次いで「変動型→変動型」が25.7%だった。借換後の金利タイプの構成比を前回調査と比較すると、「変動型」が14.0%増加(前回28.0%→今回42.0%)しているのに対し、「固定期間選択型」は12.5%減少(前回58.9%→今回46.3%)し、「全期間固定型」は1.4%減少(前回13.1%→今回11.6%)した。

借換による金融機関業態の変化パターンの割合は、「都銀・信託→都銀・信託」が21.6%、「その他銀行(ネット銀行を含む)→その他銀行(ネット銀行を含む)」が20.3%と、両者で全体の4割を占めた。

また、借換までの経過年数は、すべての金利タイプで「5年以下」の割合が増加し、5割以上を占めている(変動型63.2%(前回調査45.2%)、固定期間選択型53.0%(同45.7%)、全期間固定型55.3%(同51.5%))。

ニュース情報元:(独)住宅金融支援機構

引用元: suumo.jp/journal