それによると、2018年上期(1~6月)に供給された投資用マンションは93物件、4,623戸。前年同期(2017年1~6月)の60物件、3,222戸に比べて、物件数は33件(55.0%)増加、戸数も1,401戸(43.5%)増加した。平均価格は3,088万円(前年同期2,826万円)、m2単価は116.2万円(同111.9万円)となり、戸当たり価格は262万円(9.3%)の上昇、m2単価も4.3万円(3.8%)上昇した。
供給が行われたエリアは、都区部は19区で前年同期の14区から5エリア増加したほか、都下が2エリア(前年同期2エリア)、神奈川県が9エリア(同7エリア)、千葉県がゼロ(同1エリア)。300戸を上回ったエリアは、江東区(640戸)、板橋区(443戸)、新宿区(439戸)、川崎市中原区(400戸)、墨田区(332戸)と5エリアにのぼり、368戸の大田区のみだった前年同期から4エリア増加した。
一方、2017年一年間に発売された投資用マンションは122物件、6,074戸。2016年の143物件、7,028戸と比べると、物件数は21物件(14.7%)、戸数は954戸(13.6%)、いずれも減少している。また、1物件当たりの平均戸数は49.4戸で、16年の49.1戸と比べて0.3戸拡大している。
2017年発売の投資用マンションの平均価格は2,829万円、m2単価は111.1万円で、前年の2,788万円、112.0万円に比べ、戸当たりは41万円(1.5%)上昇した一方、m2単価は0.9万円(0.8%)下落した。供給があったのは全31エリアで、前年と比べて5エリアの減少。大田区が666戸と前年(16位、173戸)から493戸増加してトップ、2位は板橋区(532戸)、3位には江東区(507戸)が入っている。
ニュース情報元:(株)不動産経済研究所