リバースモーゲージ、資金使途は「戸建新築」が最多

(独)住宅金融支援機構はこのたび、リバースモーゲージ型住宅ローン【リ・バ ース60】における2020年1月から3月、および2019年度の利用実績等を発表した。

【リ・バース60】は満60歳以上の方を対象としたローンで、毎月の支払は利息のみ。元金は利用者が亡くなった時、担保物件の売却などにより一括して返済する。

2020年1月~3月の付保申請戸数は264戸。前年同期に比べて増加した(対前年同期比161.0%)。申込者の属性は、平均年齢70歳、平均年収333万円。「年金受給者」が最も多く63.6%。「会社員」12.5%、「個人経営」7.2%、「パート、アルバイト」4.5%、「会社役員」3.8%、「公務員」3.0%など。

資金使途は「戸建新築」が最も多く34.1%。次いで「戸建リフォーム」22.7%、「新築マンション購入」22.0%、「借換」15.9%、「中古マンション購入」3.8%などが続く。融資額平均は1,531万円で毎月返済額は平均3.1万円。ローンが必要な理由は、「住宅が古い」が最も多く50%。「住み替え」20%、「借換え」16%などが続いた。

2019年度においては、付保申請戸数は対前年同期比191.8%の980戸(2018年度:511戸)と大幅に増加。融資額平均は1,523万円、毎月返済額は3.0万円となった。利用地域(割合)は「東京都」が最も多く13.5%。「神奈川県」13.4%、「北海道」7.1%、「埼玉県」6.8%、「千葉県」5.6%など。利用タイプは「ノンリコース」が98.3%だった。

ニュース情報元:(独)住宅金融支援機構

引用元: suumo.jp/journal