過去のWEB調査、購入者データ等から、単身男性の志向性を把握。その志向性をもとに、間取りに求められる要素を導き出した。次いで独身男性を中心とする社内アンケートとグループインタビューを実施。この結果をもとに、「単身男性にとっての理想の間取り」を定義した。
それによると、WEBアンケート調査の結果、40代単身男性の希望間取り1位は「55m2:2LDK」(約38%)だった。2位は「65m2:3LDK」(30%)が続き、単身であっても広さを求める傾向が強いことがわかった。間取りの選択理由をみると、「将来に向けた備え」や「趣味部屋・書斎用」を挙げる人が最多で、生活に必要な+αの広さを求めている。
2019年実施の単身男性を対象とした分譲マンション購入者グループインタビューでは、(今パートナーがいなくても)漠然と結婚するだろうという理由から、2LDK以上を選択した方が多かった。また、1DK・1LDK購入者は「資産性」や「投資」の視点が強く、2LDK以上の購入者は「実需」や「将来の生活を考えて」という視点で購入している傾向がある。
さらに、2019年実施のWEBアンケート調査では、ライフイベントの変化に対する居住継続意向の質問に、「致し方ない事情(転勤等)以外は住み続けたい」と答える人が半数近くにのぼり、結婚後も住める間数を重視していることが伺える。これらの理由により、40代独身男性の理想の面積・間取りは50m2台の2LDKと定義している。
ニュース情報元:日鉄興和不動産(株)