調査は2019年10月3日~8日、インターネットで実施。20~69歳の男女3,900人より回答を得た(男性1,944人、女性1,956人)。
それによると、世の中の景気が「悪くなる」との見通しは前回調査(2019年)から10pt以上増加し41.5%。これまでで最も高かった2016年調査(30.2%)を上回り、過去最高となった。同時に、「良くなる」との見通しも11.7%と過去最低を更新した。「変わらない」との見通しは46.8%と、調査開始以来初めて5割を下回った。「悪くなる」理由(自由回答)としては、今年10月に行われた消費増税の影響や、米中関係など国際情勢の不安定化が多く挙がっている。
また、自分の家計の見通しも、世の中の景気と同様に「悪くなる」が増加し37.8%。これまで最も「悪くなる」が高かった2016年(32.1%)を上回り、過去最高を更新。「良くなる」との回答は11.4%で過去最低を更新した。「悪くなる」と答えた理由では、「収入の低迷・減少」や「消費増税の影響」を挙げる声が目立つ。
2020年にお金をかけたいこととしては、1位が「旅行」で27.5%。今年お金をかけたことでも「旅行」が1位で、旅行意欲の高さがうかがえる。2位は僅差で「貯金」(25.5%)が続いた。また、8位「老後の暮らしの準備」(11.6%)や、10位「株など投資」(9.4%)も今年お金をかけたものの回答よりスコアを伸ばし、順位も上昇している。
ニュース情報元:博報堂生活総合研究所