それによると、不動産の買い時感については、「買い時だと思う」(8.7%)と「どちらかと言えば買い時だと思う」(29.2%)を合わせた37.9%(前回比0.1ポイント減)が「買い時」と回答した。一方、「買い時だと思わない」は42.3%(同1.5ポイント増)。
買い時だと思う理由については、「住宅ローンの金利が低水準」が67.8%(同3.0ポイント減)と最も高かった。次いで「今年の10月に、消費税が増税予定である」が56.0%(同4.8ポイント増)、「今後、住宅ローンの金利が上がると思う」が25.9%(同5.0ポイント増)。
今後、不動産価格はどうなると思いますか?では、「下がると思う」が38.6%(同3.9ポイント増)と、2011年の調査開始以降最も高かった。次いで「横ばいで推移すると思う」が30.6%(同2.1ポイント減)。「上がると思う」が19.2%(同1.2ポイント減)と続く。
下がると思う理由には、「人口減少、空き家の増加により二極化がすすむ」や「景気の先行きが不透明だから」などがあり、上がると思う理由には、「2020年オリンピック、大阪万博などのイベントが予定され、都市部の不動産価格は上がると思うから」「建設費(人件費、材料費)が上昇しているから」などがあった。
また、今年10月に予定されている消費税増税で、住宅購入計画に「影響を受ける」が53.3%、「影響を受けない」が32.4%となった。「影響を受けない」と回答した方の理由では、「住宅ローン減税の期間延長など、消費税増税に伴う住宅取得支援施策が予定されているため」が43.3%と、最も高かった。
不動産の売り時感については、「売り時だと思う」(22.1%)、「どちらかと言えば売り時だと思う」(54.8%)を合わせた76.9%(前回比0.5ポイント減)が「売り時」と回答。理由は「不動産価格が上がったため」が52.5%(同0.5ポイント増)、次いで「今なら好条件での売却が期待できるから」が48.2%(同1.4ポイント減)となっている。
ニュース情報元:野村不動産アーバンネット(株)